ヒロリアン's カオスブログ

デッキ構築やアニメキャラの考察など、遊戯王に関することを気まぐれに書いていきます。

Milky Novel Channel(第1回)

 ごきげんよう

 木曜の夜、いかがお過ごしぃ?

 ミ〇姐さんよん。(CV.桃〇かおるさんイメージ口調のウッ〇ャン)

 

 半年も更新せず、いきなりこんな口調で現れちゃったけど、このキャラ、そもそも伝わるかしら?

 同世代の皆には伝わってると思うけど、もし知らなかったら、お父さんお母さんに聞くか、「笑う犬」でググってみてねん。

 ウシの着ぐるみ着て、ウシのおっぱい付けて、セミロングの鬘を被って、顔にホルスタインメイクを施したおじさんを思い浮かべてくれれば、それが私、〇ル姐さんよん。

 

 いきなりついでに今回は遊戯王のお話じゃなくって、私が独断と偏見で選んだオススメラノベ、紹介していくわね。

 今回は文字数2000字縛りつけてるから、細かい説明とか省いて気持ちマキで書いていくわね。

 

 そもそも皆、ラノベって読んだこと、ある?

 昨今ラノベ原作のアニメってたくさんあるし、どんなお話のジャンルが多いかってことくらいは分かるかしらね。

 バトル、ラブコメ、冒険、サスペンス、ミステリー、etc.

 一口にラノベって言っても色んなジャンルがあって、奥深い世界なのよね。

 『若者の活字離れ』なんてよく聞く言葉だけど、今どきの若者って、いつ何時でもスマホ片手に、FGOとかウマ娘とかデレマスとかこのファンとか、色んなアプリゲームで、ストーリー読んでるじゃない? そういう意味じゃ、今どきの子の方がよっぽど文字、読んでる気がするのよね。

 だからこそ、そんな子たちにもっと色んなお話、読んでもらいたいって思うの。

 特にFGOなんて顕著だけど、世界観が壮大で、登場人物がめちゃんこいっぱい居て、その世界を探すだけで必ず推しキャラが見つかる、なんてこともあるでしょ?

 それはとっても素敵なことだし、FGOの作者さんは、そういう世界を構築できる、すっごく才能ある人なんだと思うわ。

 けどね、決して壮大なお話じゃなくても、例えば自分が今住んでる町を舞台にした、登場人物もほんの数人しかいないお話でも、きちんと掘り下げることですっごく面白いお話になったりもするのよ。

 

 その一つが、今回紹介する、このお話。

 

 

半分の月がのぼる空

 

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 ジャンルとしてはラブコメになるのかしら。

 当時のラノベとしてはかなり異色な、魔法も超能力も一切出てこない、現代の日本でのお話よん。

 

 舞台は、三重県伊勢市

 あの伊勢神宮とか伊勢エビとかで有名な、あの伊勢よ。

 すんごく歴史ある町で今でも観光地として人気の高い町だけど、このお話の主人公、戒崎裕一くん(戒崎と書いて“えざき”って読むのよ)は、この町で生まれた高校生で、冒頭からこの生まれ育った町のことを、凄い勢いでディスったりするのよ。

 まぁ若い子にとったら、由緒ある神社なんて面白くもないし、そもそも地元に名所があるからって、それを特別ありがたがることって、実はあんまりないわよね。

 東京の人が東京タワーに登らなかったり、大阪の人が通天閣に登らないのとおんなじね。

 彼は伊勢という田舎を捨てて、ここではない何処かへと胸を焦がしているの。昨今、若者の地元志向、安定志向なんてのが多いなか、結構気骨のある子よね。

 

 けどそんな彼がある時、軽い病気で入院して、そこで一人の少女と出会うの。

 

 名前は、秋庭里香。

 メインウェポンは、みかん。

 CVはきっと世が世なら、釘宮〇恵さん。

 

 そう、彼女はいわゆる、ツンデレ美少女なの。

 そして彼女は裕一くんの肝炎なんて及びもつかないほど、重篤な病気を抱えているの。

 マジモンの、心臓の病気ね。

 

 裕一くんと里香が、田舎の病院で出会い、そしてお互いのことを知っていく。

 言ってしまえばこの作品は、ただそれだけのお話なの。

 

 だけどね。裕一くんと一緒に、色んな人と出会い、色んなことを知っていくうちに、若くて空っぽだった彼の心に、「大切なもの」がどんどん溢れていくの。

 それは里香ちゃんの存在も勿論だけど、自分の記憶の中にある、父親との思い出とか、友達との思い出とかもね。

 そしてそういう時の回想が本当に事細かくて、「あぁ自分も若い頃、そんなこと思ったなぁ」なんて思うのよね。

 と言っても、これ初めて読んだ時、私まだ裕一君より年下だったんですけどねー。

 

 ラブコメの中でも結構シリアスというか、落ち着いたお話なんだけど、中にはお間抜けな描写とか、ほっこりするシーンもあって、すいすい読み進められるわよ。

 個人的には、3巻から6巻にかけての展開がホント最高だから、まずは3巻まで読んで欲しいわ。そこまで読んだらあなた、もう4巻読まずにいられなくなるから。

 

 

 ではここで、ミル〇さんのラノベひとくちメ・モ。

 劇中に砲台山っていう地名が出てくるんだけど、現実の伊勢にもモデルになった山があって、頂上にはこの作品のファンがメッセージを残せるノートが置いてあるのよ。

 私も聖地巡礼した時に書き置きしてきたわ。皆もこの作品、好きになったら、記念に登ってみてね。

 

 

 ってな感じで、今回はここまで

 少し文字数オーバーしちゃったけど、初回説明もあったし大目に見てね。

 っていうか、聖地巡礼の時のお話めっちゃしたいんだけど、それはまた次の機会ってことで。

 

 それじゃ、今日はこのへんでお別れよ。

 

 

 

 この口調、不評だったら次回変更するわね(