私の限界キャラデッキ紹介(炎城ムクロ編)
お久しぶりです。ヒロリアンです。
気付けばほとんど二ヶ月ぶりですよ。ビックリです。
しばらくお仕事しんどかったりもしましたが、デッキ案温めてたり、緊急明けには久々にフォロワーさんと対面でデュエルしまくったりと、それなりに楽しく過ごしておりました。
さて、枕はそこそこにして、早速今回のキャラデッキ紹介に移りたいと思います!
今回のラインナップはこちら!
・炎城ムクロって?
・レシピ【炎城ムクロのスピードアクセルデッキ】
では早速行きます!
・炎城ムクロって?
あぁ!(これも久々)
炎城ムクロは、遊戯王5D'sの序盤に登場するD・ホイーラー、通称『炎のリベンジャー』です。
見た目も、駆るDホイールも世紀末っぽいヒャッハーなキャラですね。
初登場は第1話! キングとして君臨するジャック・アトラスに挑戦するチャレンジャーとして登場しました。
しかしそのデュエルの様子はほぼ描写されず、あっさりとキングに敗れてしまいます。
挙句、その様子をテレビで見ていた遊星達には「雑魚だったろ、相手」「あぁ、完全にジャックに遊ばれてた」と散々に言われてしまいます。
その後、8話では新たなコンボを引っ提げてジャックと再戦。今度はちゃんとデュエルの描写もされ、それなりにジャックを追い詰めるのですが、結局とある理由で苛立っていたジャックに逆転され敗北してしまいます。
ここでもやはり炎城ムクロは雑魚扱いであり、実際デュエルの内容も初期手札に恵まれた単調なものであり、ジャックの言う通り「運が良かっただけ」という事が視聴者にも伝わる内容でした。
しかし17話、フォーチュンカップ編ではその印象がガラリと変わります。
打倒キングのために山で修行に励んだというムクロ(森の中をDホイールで爆走するシーンはかなりシュールです)。その成果として習得した、スピードスペルを駆使した様々なコンボで、遊星やジャックを唸らせるほどのデュエルタクティクスを披露しました。
結果、遊星のデスティニードローで逆転され、惜しくも敗れてしまいますが、当時の硬派な遊星が珍しく純粋にデュエルを楽しめたという点を見ても、炎城ムクロがそれだけ成長したという事が分かると思います。
余談ですが、劇中では遊星のifの歴史が少しだけ描写されているのですが、その中では遊星、アキと並んで炎城ムクロがデュエルチームを組んでいたりします。
その3人が果たしてどんな戦いを繰り広げたのか、チームの雰囲気はどんな風なのか、想像してみるのも面白そうです。
・レシピ【炎城ムクロのスピードアクセルデッキ】
という事で今回は炎城ムクロが修行の末に編み出した『スピードアクセルデッキ』を現代風にアレンジしたデッキを紹介いたします!
レシピを上げる前に、そもそも炎城ムクロがどんなカードを使用したかを軽くご紹介します。
まず、彼を代表するカードが、こちらの3枚です。
『バーニング・スカル・ヘッド』(以下、めんどい時はBSHと表記する事にします)
手札から特殊召喚されると、相手に1000ポイントのダメージを与えられます。
ステータスが低いのでゴブリンゾンビ等でサーチ可能ですし、バーンの数値も結構高いです。ただ、手札からの特殊召喚限定なので、通常のアンデッドの特徴である墓地蘇生とは少々噛み合いません。
劇中ではジャックとの2戦目で使用され、手札から3体特殊召喚され、ジャックの残りライフを1000まで追い込みました。冷静に考えて、初期ライフ4000のデュエルでは普通にチート級の強さですよね。
『スカル・フレイム』
炎城ムクロの主力モンスターであり、BSHを特殊召喚したりサルベージ出来ます。
特殊召喚効果を使うとバトル出来なかったり、サルベージがドローの代わりだったり、使い勝手は悪いですが、かと言って使うのを忘れると懐にあった勝利を取りこぼす事もありますので注意が必要です。
効果を使わずとも、アンデッドの☆8で打点も2600あるので、普通にアタッカーとして運用できます。
劇中では(省略デュエル含めた)ムクロの全てのデュエルで登場しており、彼のこのカードへの思い入れが窺い知れます。
『スピード・キング☆スカル・フレイム』
修行を経たムクロのエースモンスター。見た目がとてもかっこいいです。ちょっと前までは、モンスター名に☆が入る唯一のモンスターでした!
特殊召喚モンスターですが条件は結構ゆるく、条件をクリアして後は墓地蘇生も可能です。
墓地のBSHの数だけバーンの数値が上がるので、後半の決め所で出したいですね。
アニメでは遊星戦で登場。劇中では攻撃力3000あったのですが、OCG化にあたって弱体化されてしまいました。(そして何故か風属性にされてしまいました)
という訳で、BSHで相手ライフを削り、スピードキングでトドメを指す、というのがデッキの基本的な動きとなります。
劇中ではスカル・コンダクターやスピードスペル等を駆使してバーンを与えていましたが、前者は現代においては実用性に乏しく、後者はOCG化すらされておりません。
なので今回は、その辺りの問題をクリアし、現代のカードパワーを借りつつ主軸の3枚を活かせる構築を目指しました。
前置きが長くなりましたが、肝心のレシピは、こちらになります!
まず、主軸3枚の比率ですが、
・バーニング・スカル・ヘッド 3枚
・スカル・フレイム 2枚
・スピード・キング☆スカル・フレイム 1枚
これが私の考える黄金比です。
BSHは言わずもがな、バーンの回数と、スピードキングのバーン数値を上げるためにも3枚必須です。
スカルフレイムは3枚だと多過ぎ、かと言って1枚ではいざと言う時にスピードキングを出せなくなる可能性もありますし、スピードキングが墓地に行った際の蘇生効果もありますので、コスト用、蘇生用で2枚がベストと考えます。
スピードキングは初手に来ると本当に困りますし、欲しい時にはグローアップ・ブルームで簡単にサーチ可能なので1枚でOKです。
では、他のカードの採用理由についても話していきます。
・メタルフォーゼ
スカルフレイムの効果を使わずにBSHを手札から特殊召喚する方法として、真っ先に浮かんだのがペンデュラム召喚でした。
中でも炎属性主体で、かつ絵柄もスピード感溢れるメタルフォーゼなんて良いのでは? と思ったのが、このデッキ誕生のきっかけです。
そして、このギミックを安定して構えられる最強の潤滑油が、こちら。
・黄金卿エルドリッチ
このお方1枚だけで、このデッキの回転率が何倍何乗にも向上します。
例えば、手札に牛頭鬼(などアンデッドを墓地へ送れるモンスター。または黒き宿命のエルドリクシル)1枚と、メタルフォーゼモンスター1枚(バニッシャー以外)がある場合、以下のような動きが出来ます。
1.牛頭鬼を召喚し、効果でエルドリッチを墓地に送る(エルドリクシルの場合はSSする)
2.メタルフォーゼをスケールにセットし、P効果で牛頭鬼(エルドリクシルの場合はエルドリッチ)を破壊し、『メタルフォーゼ・コンビネーション』をセットする。
3.墓地のエルドリッチの効果で『コンビネーション』を墓地に送り、エルドリッチを手札に加えた後に手札のアンデッドをSS。
4.場から墓地に送られた『コンビネーション』の効果により、デッキから任意のメタルフォーゼモンスターをサーチ
つまり、手札に「何かしらのメタルフォーゼ」と「墓地送り効果のあるアンデッド」2枚あるだけで、既に張ってあるやつと対のスケールのをサーチして、良い感じにPスケールを揃える事が出来るのです!
スケールが揃った後も錬装融合でドロー加速出来ますし、メタルフォーゼとエルドリッチは互いに相性抜群である事がお分かり頂けたと思います。
また、エルドリッチの特殊召喚効果は手札のアンデッドなら何でも出せますので、BSHを出してバーンを決めたり、スケールの都合でP召喚できないスカルフレイムを出せるので、ムクロのカードとも噛み合います。
特に後者は、エルドの効果で打点3600になりつつ効果破壊耐性を得るので場持ちが良く、次のターンに墓地のBSHをサルベージする効果を発動する機会も割とあります。
・不知火の陰者、牛頭鬼、ユニゾンビ
アンデッド族の墓地肥やし三兄弟。他には堕ち武者なんかでも同じ役割は果たせますが、そちらは通常召喚限定だったりデッキ枚数的な問題で、採用しておりません。
前述の通り初動でエルドリッチを墓地に送る役ですが、その後は蘇生用に馬頭鬼、スピードキングサーチ用のグローアップ・ブルーム、スピードキングのコスト用にスカルフレイム、スピードキングの火力用にBSHを直接墓地に送るなど、何枚あっても足りない程です。
特に陰者はこれ一枚でPSYフレームロードΩに行けるので、初手に出しておく事で馬頭鬼の使い回し等、単体でも良い感じにアドバンテージを得る事ができます。
また、牛頭鬼には隠された効果があり、墓地に送られた時に自身以外のアンデットを除外することで、手札のアンデットを特殊召喚できるのです。これもまた、BSHのためにある効果と言えるでしょう。
メインモンスターはこんな感じです。続いては魔法罠の紹介!
1ドローが強いのは言わずもがなですが、表側魔法なのでメタルフォーゼの的に出来ますし、何よりライディングデュエルっぽくもあり世紀末っぽくもあるので!
・ブラック・ホール
言わずと知れた全体除去カード!
サンボルじゃなくこちらなのは、キングに相応しいスピードスペル、ジ・エンド・オブ・ストーム ごっこをしたいからです!
劇中でも場のスカルフレイムを遊星のモンスター諸共墓地へ送ることでスピードキングの特殊召喚に繋げていたので、そういう使い方したいなぁと。
・熱き決闘者たち
ムクロが使うにはちょっと主人公感の強いカードですが、これもBSHをサルベージしたり、ステータスの低いBSHで殴らせて魔法罠除去できたり、色々とシナジーがあります。
セットの制約やEXモンスターの攻撃制限は良い具合に相手のデュエルを低速化させてくれますし、こちらは手札からのSSがメインなので好きに殴ることが出来ます。
・ペンデュラム・バック
言わずもがな、墓地のBSHを手札に加えられるカードです。
先ほど紹介したスケール揃えコンボがあるのでそんなに腐りません。
・光の護封霊剣
ファンデッカーとしては、やはり相手の動きは阻害したくない訳で、しかし死にたくもない訳で。そういう時に「妨害」ではなく「防御」という手段を取るのに、このカードは打ってつけです。このデッキではΩも自然に出るので、絶対直接攻撃させないコンボも可能です。
そして、このデッキで使用する場合、私はこのカードを「スピード・ブースター」と呼んでいます!
スピードカウンターはライフ1000分の価値があると考えれば、光の護封霊剣はまさしくスピード・ブースターだと思いませんか?
ライフ次第では劇中と同じく攻撃を5回以上止められます!
さて、デッキの動きに必要なカードの紹介は以上なのですが、ムクロとしてデュエルする以上はジャックと対戦して勝ちたいと思うワケです。
しかしこれだけでは最近出たジャックの最強モンスター、スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴンには逆立ちしても敵いません。スケール除外されるとか悪夢です。
なので、その対策にぶち込んだカードが、この2枚です!
サーチ可能な『10sionMAX!』と書くとぶっ壊れカードに思えますね。
ま、このデッキに装備サーチ入ってないんですけどねー。
スーパーノヴァはモンスター効果に反応して無類の暴力を撒き散らしますが、魔法罠に対しては無力です。
なのでこいつをスーパーノヴァに装備し、メタルフォーゼで破壊する事で除外してやるのです。
そしてもう一枚。
自分の場に上級アンデがいれば相手モンスターを奪えます。
しかも墓地からのサルベージも可能なので、前者よりも丁度良いタイミングで使える可能性が高いです。
ただ、このデッキの上級アンデの展開はほぼエルドリッチ頼みなので、相手に狙いを読まれた場合に逃げられる可能性がありますので、そこは上手いこと読みを外させたり意識を他に移す工夫が必要です。
といった感じで、後はEXデッキの紹介です。
まずはリンクモンスター。
墓地肥やしのセイヴァー、サルベージのドリトル(こちらは2積みです)、サーチのヒータ、融合のプロキシーです。
セイヴァーは特に出す率が高く、スカルフレイムを墓地に落としつつ大抵のモンスターに殴り勝てます。
そしてプロキシーには、リンク先に融合モンスターがSSされた場合に、手札のATK1000以下のモンスターをSS出来る隠された効果があり、これもまたBSH専用効果と言えると思います。
続いてエクシーズと融合。
エクシーズは1枚だけ、ブレイクソードを入れてます。
場にBSHが出過ぎた時にそれを除去要因に変えられます。
融合は基本的にはメタルフォーゼの出しやすい子を2種類採用してます。
また、このデッキの裏の切り札として、このカードも採用しております。
エル・レイ・コンキスタ・エルドリッチ。口に出して言いたい日本語ですね!
出し筋はプロキシーのみですが、スカルフレイムとエルドリッチで割と簡単に出せますし、SSしたBSHを活用して相手モンスターを奪う事も出来ます。
そしてシンクロ。
隠者+ユニゾンビに加え、BSHやメタルフォーゼもいるので、幅広いレベル帯を出せます。
☆6:獣神ヴァルカン(BSHを手札に戻す用)
☆7:妖神-不知火(BSHを素材にして出せる除去要因。ワンチャン隠者除外で再利用可能)
☆8:PSYフレームロード・Ω(馬頭鬼、霊剣再利用役)
☆9:灼銀の機竜(ユニゾンビ使い回し用)
☆10:涅槃の超魔導剣士
このデッキの中でも特にお気に入りのモンスターです。
Ωとスティエレンを素材にすれば簡単に出す事ができ、墓地のBSHを回収したり、相手ライフを半分にする事でバーンの脅威を増すことが出来る。まさに究極の炎城ムクロサポートです!
という訳で、スピードアクセルデッキの紹介でした!
実際に回してみると、結構強いです。
とにかく初動が安定しており、メタルフォーゼとエルドリッチのパワーでアドを稼ぎまくれます。それでいてビート以外の勝ち筋があり、エース級モンスターも複数種類いるので、様々な相手に対応できます。
弱点としては相手ターンに妨害するカードがほぼ入っていない事でしょうか。
せいぜい霊剣や熱き決闘者達による防御、メタルフォーゼ・カウンターからのバニッシャーによる除去くらいです。
と言うかそもそも、このデッキはキャラデッキ同士でのデュエルを想定した物なので、相手ターンに動けなくて当たり前なんですけどねー。
明日は遊星の新規が出る日ですね。新たな遊星デッキに対しても、そしてジャックに対しても、私は炎のリベンジャーとして挑戦していく事にいたします!
では、今回の記事はここまで!
今日もたくさん書いたね。次回はもっとたくさんになるよね、ハ〇太郎?
では、アリーヴェデルチ!