ヒロリアン's カオスブログ

デッキ構築やアニメキャラの考察など、遊戯王に関することを気まぐれに書いていきます。

私の限界キャラデッキ紹介(橘一角編)

 ご無沙汰しておりました。ヒロリアンです。

 しばらくお仕事でメンタルが死んでましたが、お風呂いっぱい浸かったり趣味活してたらなんだか持ち直しました。

 

 という訳で今回は遊戯王GXより、橘一角(たちばな  いっかく)のデッキを紹介していこうと思います。

 こちらは先日、『月刊ヒトカレ遊戯王ch.』さんの『エンタメ王決定戦』というリモートデュエル企画に出させて頂いた際に使ったデッキでもあります。範馬刃牙アーマード・コア組曲ニコニコ動画をイメージしたデッキ等、愉快なデッキが沢山あって楽しいイベントでした!

 ご興味が湧きましたら下記ツイートのタグを見て頂くと、その際の様子やデッキレシピ等も見れると思いますので是非!

↓ツイートURL

https://twitter.com/ecrulic/status/1360924437965463553?s=21

 

 では、本題に入りましょう。

 久しぶりに項目ドン!

・橘一角って?

・【男のロマン! 夢のワンターンキルデッキ!】

・勝ち負けだけではない、デュエルの魅力

 

 今回は『遊戯王デュエルモンスターズGX』、特に91話のネタバレを多分に含みますのでご注意ください。

 

 

 

・橘一角って?

 

 

 あぁ! それって、ワンターンキルの死神?(実際知ってる可能性ありますよね)

 

 まずは概略から。

 彼は遊戯王GXのTurn-91(91話)『ワンターンキルの死神』に登場する、デュエルアカデミア・ノース校所属の決闘者です。

 この時デュエルアカデミアでは、『ジェネックス』という、プロデュエリストや他校の生徒を招いての大規模なデュエル大会が開催されており、橘もまたその大会の参加者としてやってきました。

 そして彼は、持ち主の魂と引き換えに絶大なドローパワーを与えるという『死神』のカードを身につけ、大会で勝ち続けていました。

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 そんな死神デュエリストの話を聞きつけた我らが主人公、遊城十代が彼にデュエルを挑む、というのが91話の導入となります。

 

 この『死神』カード、ドローパワーを与えるという字面だけ見ると結構胡散臭い代物にも思えますが、これが結構ガチでやばい代物でして、「魂と引き換えに」という言葉通り、所有者である橘一角は常に目の下に濃いくまが出来ており、デュエル後に意識を失ったりもしており、このまま死神の力を使い続ければ命の危険もあることが伺えました。

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 それでも、「自分の魂なんてどうなっても良いんだ!」と、ジェネックス優勝への執念を見せる橘。そんな彼を止めるため、十代は橘一角とデュエルする事になります。

 

 橘一角のデッキは『一撃必殺! 居合ドロー』という、超低確率ながら、引き当てれば文字通り一撃で相手を倒せるカードを使ったワンターンキルデッキで、『死神』のドローパワーでそれを引き当てる、という戦術でした。

 十代はそのワンターンキルを辛くも逃れ、彼のデッキを「めちゃくちゃ面白いじゃん!」と評しました。しかし、橘は『死神』の力を手に入れるまで、一度もこの効果を成功させた事がありませんでした。

 ノース校の同期生達に負け続け、自身の切り札を「実戦で使えないカード」とバカにされ続けてきました。その悔しさから、そして自分のデッキの強さを証明するため、彼は『死神』の力に手を伸ばし、ジェネックス優勝に固執していたのです。

 運任せのデッキで勝つために『死神』の力に頼る、傍から見ればそれは卑怯な行為と言えるでしょう。実際、万丈目はそこまでして優勝が欲しいのかと橘を咎めます。

 しかし、実際に対戦していた十代は万丈目の言葉に「いいや違う」ときっぱり言います。

 

「こいつは、自分の魂を賭けるほど、自分のデッキを愛しているんだ」と。

 

 十代は、橘がどんな気持ちでデッキを組んだのかを感じ取っていました。橘が『一撃必殺! 居合ドロー』にこだわっていたのは、そのカードを愛していたから。そして対戦相手にも、そのカードを使ったデッキの面白さを見せたかったから、だったのです。

 『死神』の力によって、勝利する事しか見えなくなっていた橘でしたが、十代の言葉で、自分がデッキを組んでいた時の気持ちを思い出しました。

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 そして十代は「お前に足りなかった最後のピース、それはデッキを信じるお前自身の心だ!」と橘に訴えます。

 

 その言葉で、橘は、自らの意志で死神の誘惑を振り切りました。

「俺はデッキを信じたい! デッキが俺に語りかけてくる! デッキと決闘者は一心同体! 他人の入る余地など無いとな!」

 橘は『死神』カードを投げ捨て、ドローパワーの証である『髑髏の右手』ではなく、何の特殊な力も無い自らの左手で、『居合ドロー』の効果処理を行います。

 

 元々自身の持っていたドローパワーは低く、それゆえに死神に頼った男。そんな彼が、デッキを信じ、己を信じ、決意と共に引いたそのカードはーーー

 

 

 

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「ありがとう、俺のデッキ」

 

 このデュエル、結果としては、再度発動したワンターンキルの効果を再び凌ぎ切った十代が、次のターンで攻め切り勝利しました。

 敗北した橘でしたが、自分のデッキを信じて戦い抜けた事、そして十代とのデュエルが純粋に楽しかった事に満足し、そしてーーー

「愛してるぜ、俺のデッキ。これからも、宜しくな」

 と、改めて自分のデッキとの絆を確認しました。

 

 

 概略だけのつもりが、気がつけば91話の内容を丸々全部書いてしまいました。

 だってこれが全てなんですもん! このエピソードが大好きなんですもん!

 

 

・【男のロマン! 夢のワンターンキルデッキ】

 

 そんな橘一角のデッキを、自分なりにOCGで再現したデッキがこちらになります。

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 という訳で、劇中で橘が使用した(あるいはデッキに入っている描写のあった)カードを極力採用し、『一撃必殺! 居合ドロー』のバーン効果で勝利を狙うデッキになります。

 

 まず橘一角デッキについて語るには、このカードの存在が欠かせません。

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『一撃必殺! 居合ドロー』

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールドのカードの数だけ自分のデッキの上からカードを墓地へ送り、その後自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。
それが「一撃必殺!居合いドロー」だった場合、それを墓地へ送り、フィールドのカードを全て破壊する。
その後、この効果で破壊され墓地へ送られたカードの数×2000ダメージを相手に与える。
違った場合、自分はこの効果でデッキから墓地へ送ったカードの数だけ、自分の墓地のカードを選んでデッキに戻す。

 

 アニメでは発動時の手札コストは無く、与えるダメージは1枚につき1000ポイントでしたが、アニメでの初期ライフは4000なので、むしろOCGがアニメと同じ状況でワンキル出来るよう調整してくれたという事でしょう。

 そして発動時のコストは、カードパワー調整という意味合いもあるのでしょうが、橘が『死神』カードを捨て去った時の再現ではないかと、私は確信しております。

 本当に、素晴らしい再現です。アリガトウ、コンマイ

 

 そして、劇中で橘が使用した他のカードについてですが、

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 デスロード、欲しいですっ!!

 女神の悪戯も誘惑も足音も欲しい! アニメのままだとパワー弱いから、何かしら効果盛って出して欲しい!

 と、無いものねだりしても仕方ないので、今回採用した、橘一角使用カードを紹介します。

 

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『大王目玉』

 リバース効果で、デッキの上から5枚を確認し、好きな順番に入れ替える事ができます。相手の場が4枚以下で、デッキトップ等に居合ドローを仕込めれば、こいつの効果で確定ワンキルが可能となります。

 「運任せのデッキ」と揶揄される橘のデッキですが、このカードを入れている事から、橘が居合ドローの効果を成功させるために真面目に構築を考えていることが伺えます。

 

 続いて―――

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『デスグレムリン

 リバース効果で墓地のカード1枚をデッキに戻せます。

 アニメの居合ドローには、効果を外した際に墓地のカードをデッキに戻す効果が無かったため、リカバリーのために採用していたものと思われます。

 で、OCGで実際に使えるかと言うと、確かに初手に来た時は死ぬほど使えませんが、何気に打点が高いですし、闇属性の爬虫類族なので、キュリオスを立てる時に時々役に立ちます。

 

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『キラー・トマト』

 アニメではデス・ロードをリクルートするために採用しているものと思われますが、OCGではまだ出ておりません。

 抜こうかとも思いましたが、別のリクルート先を閃いたので一旦採用しております。

 

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『魔法再生』

 劇中で橘が実際に発動した、「魔法石の採掘でおk」なカードです。せっかくなので枠。


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『魔法石の採掘』

 アニメでも、ちゃんとこちらも採用しております。手札コストが厳しいですが、やはり使えると強いです。

 

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『太陽の書』『月の書』

 大王目玉等のリバース効果を活かすためのカード。このデッキだと、どっちかと言うと太陽の書の方が強かったりします。

 

 他にも橘は『リロード』『死者転生』『現世と冥界の逆転』などを採用しておりますが、全種採用しようとするとデッキ枚数が増え過ぎて肝心の居合ドローが引けない事態に陥るため、今の構築では不採用としました。

 そして、ここからはその代わりに採用したカード達の紹介です。

 まずは先に、魔法・罠の紹介から。


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『カード・アドバンス』

 用途は大王目玉と全く同じです。即効性がある上、採掘や聖なる魔術師で回収できます。

 

 他には延命のための『一時休戦』、リバースの蘇生+相手の場調整の『浅すぎた墓穴』、墓地の居合ドローをトップ固定する『鳳凰神の羽根』などを入れてみました。

 お次は罠。


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『キャッチ・コピー』

 橘は天然ドローパワーが弱いですので、こういったカードも使うことで貪欲に居合ドローを引き込みにかかります。

 しかしこのカード、実際に使おうとすると発動するタイミングを見逃しがちだったりします。ボーっとしちゃって。


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『サブテラーの継承』

 大王目玉をちゃんと活躍させるだけでなく、居合ドローを引き込むための様々なギミックの潤滑油となってくれます。

 他にはこれらをサーチする『トラップ・トリック』、延命+リバース効果を自分のターンに使うための『威嚇する咆哮』などが入ってます。

 

 続いてモンスター編。
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『スケープ・ゴースト』

 9期のリバースモンスターはやはりパワーが違いますね。

 こいつらでリンクリとアニマを立てれば、サイバース+魔法使い+アンデットで『キュリオス』を立てる事が出来ます。そしてキュリオスで居合ドローを墓地に落とし、自爆特攻でサルベージする事で、このカードが実質の居合ドローサーチになるのです。

 また、この子自身はチューナーなので、『フォーミュラ』等のドロソになる事も出来ます。

 

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メタモルポット

 皆大好き5枚ドローするマン。

 DMの頃から存在する由緒正しきリバースモンスターという事で採用しております。継承ではリンスパやケルベロス、メインのカオスポットで持ってこれるようにしています。

 5枚ドローする時に、ジェネックスの勝利の証であるメダルをかき集めるシーンのように「ドローの山だ……」とつぶやくと、死神の力に酔う橘の気分になれます。


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『深淵の暗殺者』(ルビがかっこいい)

 結構マイナーな制限カード

 コストでも何でも、手札から墓地に送りさえすれば強制効果で墓地のリバースを回収できます。居合ドローや継承、採掘のコスト軽減にもなって大変ありがたいです。

 

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『カードを狩る死神』

 はい皆さま。このカード、「何も考えず、単に『死神』カードに一番近いカードだから入れてるだけだろ?」と思いましたでしょうか?

 こいつには「サブテラーの継承を介して☆4以下の闇属性をサーチする」というれっきとした仕事があるのです! ちゃんと役割があるのです!

 継承のコストにする際に「俺はデッキを信じたい!―――」の台詞を言うと気持ちいいです。

 そして居合ドローの失敗でこいつを戻したくなる場面が意外と多くあるのですが、そういう時は「ドローの女神に愛想をつかされた俺には、死神の力に頼る他なかったんだ」と言うと原作ブレイクな情緒不安定橘一角が楽しめます。

(「シャドール・ビーストでおk」とか無粋な事は言わないでね)


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聖なる魔術師

 メタポと同じくらい由緒正しいリバースモンスターにして、居合ドローデッキに最もふさわしいカードです。

 光属性なのでこれを継承で持ってくるカードとして以下の2枚を用意しています。


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『ADチェンジャー』

 1枚目はこの子。リバースモンスターをすぐ表に出来るのがシンプルにありがたいです。


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アーティファクト・デスサイズ』

 そして2枚目は恐怖のアーティファクト! 死神の鎌でございます。

 さっきの罠紹介の時はスルーしましたが、ちゃんと神智も2枚入ってます。

 相手の展開を妨害、というより、XやL、Sをされる事で相手モンスターが破壊耐性を持つのを防いだり、相手の妨害を妨害する、みたいな感じです。

 ま、最近はあんまり刺さらなかったりするんですけどねー

 

 そして、さっき説明しそびれていた「カードを狩る死神を捨ててサーチする☆4闇」が、こちら。
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『終末の騎士』

 はい、文句なしに強いですね。

 この子で落とすモンスターは基本的に2種類。


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『エッジインプ・シザー』

 デッキトップ固定ちゃんです。

 基本こいつの効果を使う時は、手札に2枚抱えた居合ドローの内1枚を仕込んでおります(過言)


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『亡龍の戦慄デストルドー

 虎穴に入らずんば虎子を得ず! 与えよう我が命!

 そして終末が☆7シンクロして↓
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『邪竜星-ガイザー』

こうなって↓
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タツノオトシオヤ』

こうなって↓

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『鎖龍蛇‐スカルデット』

  こうなります!

 

 タツノオトシオヤを素引きするとダメになるギミックですが、居合ドローで失敗する事で何度も使い回すことが可能です。

 また、滅多に決まりませんが、デュエル後半になってデッキ残り枚数が少なくなった時に、スカルデットのボトム戻しの時に仕込んで確定居合ドロー、という事も出来ます。(先日の『エンタメ王決定戦』で成功してヒャッホウしました)

 

 後はEXデッキ。

 とにかくドローするための『フォーミュラ』『クトグア』『デュガレス』『アーケティス』そして『ガイザー』→『スカルデット』

 ドロー+相手の盤面調整役のトロイメア達

 盤面調整特化の『トポロジック・トゥリスバエナ』

 墓地肥やし+サーチ+「墓地より復活する」と言うための『カオス・ルーラー』

 そしてリバース促進+居合ドローをかわされても場に残ってトドメを刺せる名誉デスロード『ヴァレルガード・ドラゴン』

 

 こんな感じで、確定でなくとも積極的に居合ドローを撃ってデッキを回し、咆哮や休戦で耐えつつ、最終的に確定居合ドローで仕留める、というのがこのデッキのセオリーです。

 

 

・勝ち負けだけではない、デュエルの魅力

 

 最後に、このデッキで楽しくデュエルする際のコツをお伝えしようと思います。

 それは、「居合ドローを発動する時には、常に成功させるつもりで撃つ事」です!

 

 OCGの居合ドローは、外れた時でもデッキや墓地のコンボパーツを調整するのに有用なため、普通のデッキでも採用できる良いカードです。そういう使い方をする場合は“はずれ”こそが目的であり、むしろ当たったら「あー終わっちゃった」みたいなどっちらけ感が出てしまう事もあります。なので万一にもそうならないよう、居合ドローを1枚しか搭載しない方もいらっしゃいます。

  橘一角ファンとしては、そういう使い方に釈然としないものがありますが、それほどに便利なのだから、仕方ないとも思っています。(何なら私も以前そういう使い方のデッキを組んでいました)

 

 しかし、このデッキは「居合ドローで勝つ」というのがコンセプトであり、一番の魅力なワケです。「このドローで全てが決まるかも知れない」というドキドキ感! そして仕込みコンボが決まった時のビックリ具合が堪らない訳です!

 そして、居合ドローのバーンで勝つ事が全てである以上、例え意図せず調整のつもりで撃った居合ドローが成功したとしても、それはこのデッキの目的を達したという事です。

 それなのに、もし普通のデッキで使う時のように「あー終わっちゃった」というテンションで撃ってしまったなら、相手にこのデッキの意図が伝わらず、ドキドキもビックリも共有できません。

 

  私はこの橘一角デッキを組んだ時に思いました。このデッキを使う時は、相手にも居合ドローを「単なるリソース調整カード」ではなく、「一撃必殺の脅威となる切り札」として見て欲しい、と。

 そして思い立ったのが、このデッキの内容を「あらかじめ相手に伝える」というやり方でした。

 アニメの橘一角の口調・声色を真似てみたり、自家製『死神』カードを首からぶら下げてみたり、何がしかの方法で右手に髑髏のマークを付けてみたり……と、ここまでやる必要はありませんが、少なくとも最初に居合ドローを発動する時に、普通に発動するだけでなく、「ここで居合ドローを引いたら面白いよなぁ?」みたいに脅してみたり、とにかく自信満々に引いてみてください。

 そうすれば例え外しても「十代に負けて以来、死神の力には頼っていないんだ」みたいにトークを拡げられますし、当たったら当たったで「これが死神の力だ!」と言ってめちゃくちゃカッコよくフィニッシュ出来ます。

 

 これは持論ですが、デュエルの面白さ、カードゲームの面白さには、ゲームとしての戦略性だけでなく、対戦相手との対話・会話も含まれていると思っています。

 イベントやオフ会などに行くと顕著なのですが、どんなにデッキのギミックやコンセプトが凄く面白くても、使い手である決闘者さんがローテンションだと今いち盛り上がり切れなかったり、あるいはデッキ内容自体は大したギミックも入っていないような方でも、テンションが明るかったり自信満々に効果説明をしてくれる方だったりすると、こちらも自然と楽しくなってきます。(そして本当に凄い方だと、デッキの凄さとテンションを両立してたりします)

 私自身も、なるべく対戦相手にも楽しんで貰いたいと思い、普段より明るい態度やテンションを心掛けております。

 

 もちろん、デュエルの楽しみ方は人それぞれですので、無理して相手に合わせる必要は無いですが、少なくともこの橘一角デッキを回す時には、そうした相手とのコミュニケーションを交えた方が、より楽しくデュエル出来ると思うのです。

 

 アニメ91話にて、十代に敗北した橘は、清々しい表情でこんな事を言います。

 

「勝ち負けじゃないんだな。デュエルも、デッキへの愛も」

 

 デュエルとは単なる競技ではなく、相手とカードという言葉で対話する手段であり、自分の言葉を相手に伝え、相手の言葉を受け取る事が出来たなら、それは勝負よりも価値のある事なのではないか。

 自分のデッキへの愛を再認識し、十代とのデュエルを楽しんだ橘一角は、そんな事を思って、そう言ったのではないでしょうか。

 

 なんだか最後は道徳の授業みたいになってしまい、私の中のベクターがしかめっ面をしておりますが、やっぱり決闘者たる者、相手とのコミュニケーション、相手へのリスペクトは大事だと思います。それは身内同士のファンデッキ同士のデュエルでも、大会でのバチバチのガチ決闘でも変わりません。

 そして、自分の好きなデッキがあって、相手にもそれがあると理解し、それを尊重する姿勢あってこそ、互いに楽しいデュエルが出来るのだと思います。

 

 

 という訳で、今回は橘一角リスペクトデッキの紹介でした!

 GXは私の友人にめちゃくちゃに好きな方がおり、キャラデッキを作るのに結構ハードル上がっちゃってるので、今紹介できるのはこれだけなのです。

 GXデッキは一応あと2つ組んでいる物があり、1つは現在構想中なので、ちゃんと自信をもってプレゼン出来るようになったら、こちらにも載せようと思います。

 

 

 それでは、ここまでお読みいただき、

 アリガトウ、オレノフォロワー